ミュージックフェスティバルin京都報告

 去る9/14-15の二日間にわたり京都で初めてのユーオーディア音楽祭(ユーオーディア・ミュージックフェスティバルin京都)が、京都教会にて開催されました。今回は全3回のコンサートスタイルでしたが、毎回のコンサートに大勢の方々がご来場くださいました。

初日は今年25周年を迎えるユーオーディア・アンサンブルによる円熟の賛美コンサート。メインとなったブラームス作曲の「クラリネット五重奏曲」は、旋律の一つ一つが心に迫る熱演でした。ブラームス晩年の様々な葛藤や篤い信仰が込められた名曲に、ユーオーディア・アンサンブルの思いと歴史が重ねられて、長く険しい道を通過した者にしか語れない言葉の重みのような説得力を感じました。「ガブリエルのオーボエ」では、命がけで福音を伝えたガブリエル(映画『ミッション』の主人公=実在の人物)のごとく、私たちも命がけで、賛美に乗せて福音を携えて行きます、という決意が語られました。25年間の歩みも、またこれからの歩みも、ユーオーディアのビジョンがこの一曲に強く込められた力強い賛美でした。

二日目の午後は京都シャロームチャーチ・アンサンブルによる、心温まるコンサート、「音楽の贈り物 たいせつなあなたに」。マックス・ルケード作『たいせつなきみ』にメンバーの伊藤多美子氏が作曲をし、朗読とのコラボレーションによる長編の音楽物語でした。他人の評価に傷ついた経験は誰しもが持つものだと思いますが、この作品を通して神様の不変で絶対的な愛に根ざして生きることの素晴らしさが余すところなく伝わり、大きな共感と感動に包まれました。出演者が全員同じ教会のメンバーで、二家族で構成されるというまれなアンサンブル。深くわかりあえた者同士だからこそ奏でられる温かい音楽と、アットホームな空気に会場が包まれ、帰られるお客様の表情が一様にほころんでおられたのが印象的でした。

二日目夜、最後を飾ったのは、京都教会のメンバーでもあり、世界的に活躍するピアニストの小堀英郎氏(本公演の実行委員長)と、滋賀県在住のコントラバス奏者小林秀美氏による「ピアノとコントラバスによる希望の祈り」。オーケストラの低音を支えるコントラバスによるソロは、重厚さはもちろんのこと、他の楽器では決して得られない音の厚みと深さが印象的でした。ブロッホの「祈り」では床を振動させて届く低音の響きと、心の深い部分にそっと届くような沈静さが、まさに祈りの心を引き出すかのようでした。そして、小堀さんのピアノはまるでオーケストラを聞いているかのような多彩さと迫力に満ちていて、聴き手をぐいぐいと引き込みます。最後を締めくくる「Amazing Grace」は、三公演を締めくくるにふさわしく、全てがただただ神様の「驚くべき恵み」によるものであることを思い、感謝と賛美の心を重ねました。

 素晴らしいユーオーディアのメンバーが大勢いる関西での賛美の働きは、これからも益々拡がっていくことでしょう。皆様の益々の応援とお祈りをよろしくお願いいたします。ご来場、心より感謝いたします。